Pain 痛み

痛みには『腰痛』『頭痛』『肩こり』など、様々な痛みがありますね。毎日何気ない日常生活の繰り返しでも過ごし方次第で痛みは起こってきます。一般的に痛みは患部の疲労によるものや打ち身などの外相的な原因によって起こるものが多いです。
痛みが起こる原因は様々ですが、一般的に痛みは体内で何かしらのトラブルが起こっていることを知らせるために現れることも多いです。
違和感を感じ継続するような痛みであれば、専門家にご相談ください。

腰痛

「腰痛」とは疾患(病気)の名前ではなく、腰部を主とした痛みやはりなどの不快感といった症状の総称です。
腰痛には、ぎっくり腰、ヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症の他、様々な腰痛があります。
また慢性のものから、急性に起こる腰痛まで様々です。
その原因は、日頃の姿勢や生活習慣が招く、筋疲労やからだのゆがみも大きく関与しています。例えば日常に良く起こりやすいのが、長時間同じ姿勢を続けていると腰に負担がかかり、筋肉が緊張したままになるため、疲れや血行不良による腰の痛みが発生します。
また座った姿勢は実は立った姿勢よりも腰椎(腰あたりの背骨)への負担が大きいです。

頭痛

頭痛とは、頭頚部に痛みが生じることです。頭痛は広く一般的な病気ですが、その種類はさまざまで、原因もそれぞれ異なります。

①片頭痛

片頭痛とは、基本的に頭の片側が痛む方が多いのですが、両側が痛むという方も片頭痛を持つ方の半数ほどいます。
生活に支障が出る頭痛で、吐き気や嘔吐が生じたり、光や音、においに敏感な状態を伴ったりすることもあります。

②群発頭痛

群発頭痛は眼周囲~前頭部、側頭部にかけての激しい頭痛が数週から数ヵ月の期間群発することが特徴です。
夜間、睡眠中に頭痛発作が起こりやすく、頭痛発作時に眼の充血や流涙、鼻汁や鼻閉、縮瞳と眼瞼下垂(まぶたが下がること)などの症状を伴うことが多いことも特徴です。
また、頭痛発作中は落ち着かず興奮したような状態になる方が多く、動けなくなる片頭痛とは対照的です。

③緊張性頭痛

緊張型頭痛の発生には、身体的・精神的なストレスが複雑に関係していると考えられています。
緊張型頭痛は、にぶい痛みが特徴ですが、我慢できないほどではないのが普通です。
数時間~数日の頭痛が反復性におこる場合と、持続的に毎日のように続く場合があります。首や肩のこりを伴うこともあります。嘔吐を伴うことはありません。

④混合性頭痛

片頭痛と緊張性頭痛の両方を持つタイプを混合性頭痛と言います。頭が重く、複雑な痛みを感じます。
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、首や肩の緊張が増して血行不良が起こります。

肩こり

肩こりとは、首すじ、首のつけ根から肩または背中にかけてハリ、こり、痛みなどの症状が生じることです。肩回りの筋肉の血行が悪くなることで起こります。
血行が悪くなると、血液によって運ばれる酸素が不足し、筋肉には乳酸などの老廃物がたまります。筋肉の細胞から痛みを発する物質が出て、神経を刺激し、痛みが出てしまいます。
ひどくなると、頭痛、吐き気、集中力低下、目の疲れ、倦怠感、腕や手のしびれなどが生じることもあります。

肩こりを引き起こす原因として、もっとも大きな要因は姿勢の悪さ、運動不足、ストレス、眼精疲労といった日常生活から生まれるものが多いです。
慢性的な肩こりについては、正しい専門家の指導により治療を行うことも必要です。